やりたくないお稽古を続ける子どもと、「やり続ける力」を付けさせたい親

a1380_000365確かに、自分から「やりたい!」と言い出したお稽古事。でもやってみたら自分には合わなかった。というのは、どうやらいろいろな家庭で見られるお話のようです。

先日、ある教室で「やりたくない」「ママが見ていてくれないなら、やらない」という子どもと「やりたいって言ったのは、〇〇ちゃんでしょ?」「うんうん、ちゃんと見てるよ」という親子を見かけました。

満面の笑顔でレッスンを受ける別の子のとなりで、隙あらばクラスを抜け出し、母の元にダイブしてくる女の子。

 

本当は、何がしたいの?

この親子の会話を聞いていると、もともとこの女の子は別の習い事をしていた模様。でもその習い事もイヤで、そんな時にこの体験レッスンを受け、このクラスに通う代わりに、前の習い事を辞めていたという経緯を持つようです。

・・・つまり、コレがやりたかったわけじゃなく、その習い事を辞めたかったのかな???

 

イヤな事から逃げる、という行為は、そんなに悪いことではないと思っています。よって、この女の子を責めたいわけではありません。「イヤな事」だと認識するのは、実は重要な能力で、これができないと仮面ウツ病などの、うつ病よりもよっぽど厄介な病に陥りかねないと個人的には思っているからです。

そしてこのお母さんも、子どもに「やり続ける力」を付けさせたいのではないか?と勝手に推測しています。

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「やりたい」と言ったのは本人なんだから、という理由はわたしにも理解できます。それに「この」教室が合わないだけかもしれないし、他の教室ならもっと楽しくやれるかもしれません。

 

けれど、あえて自論を述べるなら、「褒めてくれないとやらない」なんていうお稽古事なら辞めちゃえば?と思います。時間と労力はタダじゃないし(笑)。あとお月謝も。

圧倒的に人生経験が足りず、また語彙力の足りない子どもにとって、お稽古が自分に「合う合わない」を予想するには材料が足りず、また、辞めたい理由を親に説得するのは至難の業です。

 

理由は他にもあって、社会に出れば「褒められる」なんていう経験は、めったにできません。そして、具体的に危惧していることは、”将来、エントリーシートが書けないんじゃないかな” ということ。子どもの教育が「自立」=多くの家庭にとって「就職」がゴールなら、エントリーシートが書けないというのは、最大の問題ではないでしょうか?

 

「やり続ける力」は、お稽古事じゃなくても身につくと思います。整理整頓とか、日記とか、日常生活でも、けっこう身につくはずです。やりたくないことをやり続けた結果、「自分が何が好きか分からない」という人生になってしまったら、少しさみしい気がします。

あなたは、どう思いますか?

 

 

seiko について

たけうち せいこ 「国や社会の枠組みを越えて、自由に人生を演じられる人に育てる」ことを教育方針にしています。具体的に言うなら、「自分で仕事を作って、稼いでいける力」を養う、ということでしょうか。 都内在住。『 みずがめ座×AB型』 という、占いでは「先進的で変人」と明記されることの多いわたしですが、個人的には非常に保守的な人間だと思っています。趣味は読書、あとオシャレをするこ と。夫と娘の3人暮らし。

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