小学生のキャリア教育を始めようと思ったときに、読んでほしい件

ベネッセが行っている調査によると、9割以上の親が「子どもが大きくなった時の時代が不安だ」と述べています。つまり、社会情勢や雇用がとても不安だに思っている人が90%以上いるということ。

では、具体的に子どもに何をしているか、何を望んでいるかというと「専門性の高い職業に就いて欲しい」ということ。なるほど、そりゃ私立受験が活発なわけだと思いました。でもそれって壮大な椅子取りゲームですよね・・?歯科技工士みたいに3Dプリンタにとって代われる職業も出てくるかもしれないのに。

わたしは娘に将来”社長”になって欲しいと願っているわけではないけれど、自分で仕事を作って稼いでいける力があるなら、組織で働いてもそれなりに頭角を表すことはできるだろうと思ってる。少なくとも、”指示待ち人間”にはならないだろうなって。

キャリア教育にとっても興味関心のあるわたしが、こんな本を見つけたので読んでみました。

index

「7つの力」を育てる キャリア教育 本の概要

  • 私が感じるのは、勉強や運動の成績が同じレベルにあった人でも、「その後の生き方によってこんなにも人生は違ってくるのだなあ」ということです。-中略-2人の違いは、学力ならぬ「キャリア力」(=自分づくり人生づくりの力)の違いがもたらしたものです。つまり、幸せな人生を築けている人には、、学力以外にも、人間関係をつくる力、自分で自分の人生のテーマを定めてそれを粘り強く追い求めていく力、新たな発想を思いつく力、ふと浮かんだアイデアやたまたま与えられた出会いに思い切って飛び込んでいく力などが、備わっているのです。(P.3)
  • ある調査のよると、とくに男の子は、小学校時代に家でお手伝いをしていたかどうかがその後のキャリア意識の形成に影響を与えるようです。(P.6)
  • キャリア教育とは何か?私がこの問いに一言で答えるならば、「キャリア教育とは子どもの自分づくり、人生づくりのサポートである」となります。(P.16)
  • 低学年の子どもに将来どんな職業につきたいのかを考えさせすぎてもあまり意味がありません。むしろ、子どもたちを追い詰めることになりかねません。(P.17)
  • アメリカでは家庭でパーティーをよく開きます。パーティーにいろいろな人が来ることで、子どもはいろいろな出会いを経験し、「こういう生き方もあるんだなあ」と、いろいろな仕事や生き方を目の当たりにするのです。(P.26)
  • あまりに早くから自分のキャリアを意識し、将来設計を明確にしすぎると、観念的になったり強迫的になったりして、心のやわらかさや自由度を失うことがあります。その結果、将来に対して不安や防衛心ばかりが強い、まじめな堅物、若年寄的な人間を育んでしまうことになりかねません。(P.28)
  • まず小学校から高校まで一貫して実践するのは「出会いの場セッティングモデル」です。出会いの場をセッティングすることで子どもたちの”夢見る心”を刺激し育んでいくことが、小・中・高校を通したキャリア教育の柱なのです。(P.34)
  • 小学校からのキャリア教育が求められる背景にあるのは、一人一人の子どもい生きる力-困難な時代を生き抜いていく力-を身につけてもらうしかないという非常に現実的なニーズなのです。(P.48)
  • アンケートを取ってみたところ、男子校出身者と女子校出身者の恋愛傾向は大きく違うことがわかりました。女子校出身者はブランド(出身校や容姿など)で相手を見る傾向がありますが、共学出身の女子学生はどちらかと言えば、人柄で相手を選ぶ傾向が強かったのです。男子学生はどうかというと、共学出身者で付き合っている彼女がいる人は、3~4割ですが、男子校出身者のカップル率はなんとわずか1割でした。(P.62)
  • 小学校段階でのキャリア教育では、「この職業につきたい」ということを具体的に意識させるよりも、夢見る力のほうがはるかに大切だと思います。最近は世の中全体が現実的になりすぎて、子どもが夢を語っても、大人たちがそんなことは無理だとか、こんなふうになりなさいと決めつけてしまいがちです。(P.71)
  • 勉強もせずにアニメを見たり冒険物語を読みふけったりすることも、大人の目には現実逃避のように映るかもしれません。しかし、そうした制約を受けない時間の中で、子どもたちは夢見る力を育んでいくのです。そのとき大人は良い悪いの評価をするのではなく、子どもたちの夢見る体験を共有してほしいと思います。これからの時代には、与えられた課題を遂行する力以上に、新しい課題を発見し、仕事を作り出していける能力が求められます。子ども時代に夢見る体験あ、実はそうした将来の能力の種になるのです。(P.73)
  • とくに小学校段階では、我を忘れて何かに熱中して取り組む経験は貴重です。夢想する力は、人が何かにひたむきに取り組むときの活力を与えるのです。中学校や高校になると、自分の将来について内省し、選択する力が問われます。具体的には、自分の価値観を意識させる、キャリアアンカーを自覚させる、10年後、20年後にどんな人生を生きたいか将来設計図を書かせる、実際に自分の夢を実現さえるにはどんな学校に行けばいいのかを考えさせて選択させるなどです。(P.74)

 

キャリア教育は、小さいうちから始めればいい!というワケではないらしい

我が家はまだキッザニアに行ったことがありません。行きたいな~と思いながらも、行ってませんでした。わたしが無精者なので・・・(笑)。ママ友さんの話によると、”超楽しい!!(子どもが)”ところなんですって。もう楽しくて楽しくて仕方ないんだって。

でも上記の本によると、低学年のうちに将来の職業を意識させるよりも夢想させる力のほうが大事らしい。確かにそうかもしれないな~と思う。夢いっぱいの体験を。でもそれはきっと、ディズニーランドに行ったりとかそういうことでもないのかも・・?と思う。

与えられたものの中で楽しむことよりも、自分自身で楽しさを作り出せたり、見つけられたりする能力は、大人になってからとても大切になると思うんだ。下手すると、家と会社の往復になりがちな会社員生活に、変化や刺激を与えられるのは自分だけ。「何かいいことないかな~」ってぼんやり考えながら、無為な日々を送るより、何かいいこと見つけに行くほうが人生はきっと楽しそうだ。

 

キャリア教育ってそういうことなのかもしれないなって、ちょっと思いました。

seiko について

たけうち せいこ 「国や社会の枠組みを越えて、自由に人生を演じられる人に育てる」ことを教育方針にしています。具体的に言うなら、「自分で仕事を作って、稼いでいける力」を養う、ということでしょうか。 都内在住。『 みずがめ座×AB型』 という、占いでは「先進的で変人」と明記されることの多いわたしですが、個人的には非常に保守的な人間だと思っています。趣味は読書、あとオシャレをするこ と。夫と娘の3人暮らし。

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